コンタクトを作ろうという時には、目の形にあった商品を選ばなければいけません。それを知るためには眼科で検査をして、レンズデータを処方してもらうことになります。
レンズデータには乱視度数、円柱(CY・CYL)というものが書かれています。乱視は、目に入る光によって屈折する度合いが変化してしまう状態です。乱視度数は、乱視の度合いを示す数値で、円柱度数とも呼ばれます。英語にするとCYLINDERでCYと書かれている場合とCYLと書かれている場合がありますが、意味するものは同じです。処方箋でこの数値が書かれているときの見方は、数字が大きいほど乱視の度合いが強いということことになります。
実際に書かれているときには、数字が始まるのはプラスの数値からではなく、マイナスの数値です。一番乱視が弱いのは−0.75ということになりますが、弱ければ乱視用の商品でなくても、レンズを装用するだけで矯正されます。そこから0.50刻みで分類されています。処方箋には、乱視軸というものも書かれていますが、乱視軸はAXで示されているので混同してはいけません。また、左右でも乱視度数が同じというわけではありませんから、それぞれの数値を知っておくことが必要です。